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ふきのとう
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作詞 川上春来 |
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春の風が戸を叩く 「昨夜はゆっくり寝れたか?」と
まばゆい光りの中で ゆっくり息をした僕
頬を伝う雫が 芽吹いた肌を満たす
緑(あお)い傘を差し 浮かれる僕に風は
揺れて、揺れなさいと唄う
青く晴れ渡った空の下 注ぐ淡色(あわいろ)の世界
夢の中を泳いでいるような 不安・希望・安心
隣で若干早く 花びら広げる奴
サラサラと奏でる コンサート会場に惚れ
映した鏡が歪む 毛布が独りでに落ちる
誰かが流す涙のように たれ散る「さようなら」
舞って 這って 芽を吹かす
白い腕が大地に生え きらめく願いのカケラ
少し風がぬるくなったから 臨む・望む・希
風は小さく形を変えて 小鳥達は皆姿を消す
見たくない絨毯が 僕の目を覆い 雨を降らす
Say 道・途(みち)・未知
波は荒れ、流される僕らに 陰の國がやってくる
やがて沈黙は訪れて 探す・捜す・性を
また、青く晴れ渡った空の下 注ぐ淡色の世界
夢の中で泳いでいるような 不安・希望・安心
やがて沈黙は盾(ちから)になり 探す・捜す・性を
自らの、僕自身の性を…
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