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私と人形と存在と
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作詞 有梓 |
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透明感のあるその瞳で見透かされるような
背筋に走ったその感覚を
今だにまだ振り切れないでいるの
まるで消えそうに感情なんてないような
その顔を見るだけで
愛しささえ込み上げてくるの
ガラスを抱きしめるようにそっと
白い手に口付けをひとつ
ガラスを持ち上げるように
白い頬に口付けをひとつ
あぁ 白い部屋に一人座るあなたは
まるで祈りを奉げるように
けっして微笑むことのない唇は
すべてを見据えた月のように
現実を跳ね返したその瞳で見つめられるような
頭に響くその感覚を
振り切らずに受け止めているの
悲しみを隠しきってしまっているような
その瞳を見るだけで
愛しささえ込み上げてくるの
静かにたたずんでいるのは
あなたの笑顔が見たいから
瞼を閉じないのは
あなたの喜ぶ顔が見たいから
あぁ 青い空の下に立つあなたは
まるで天に昇りつめるように
けっして明かすことのない心の中は
私を照らす太陽のように
動けなく満ち足りた思いをを送るか
動き回り満たされることのない思いを送るか
どちらにしても私達は恐れない
お互いの存在がすべてを支えるなら
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