|
|
|
Blue Angele
|
作詞 相川ゆうり |
|
いつもの様に 闇に包まれる大通りを
強がりの鎧に身を固めた天使が歩く
「見つけた!」と彼を指差し追う剣士に気づき
小さな天使は走って路地裏へと逃げていく
走った 走った ここで捕まるわけにはいかない
捕まったらボクは 剣士(かれ)まで不幸にするから
そこに差し出された 青い天使の大きな手
優しさと温もりを込めて 天使を包み込んだ
初めて触れた優しさ 胸が熱くなっていった
でも名前は言わないヨ 君を不幸にしてしまうから
それから天使は 青い天使と夏を過ごした
だけどある夜 鋭い瞳(め)をした追っ手に見つかった
次の夜 天使は何も言わず家を飛び出した
追いかける天使に弓つがえ 強がりの矢を放って
走って 走って ここから逃げてくれよ
君は関係ない 追われるのはボクだけで充分
腕を貫かれても 青い天使はまだ追いかけた
追っ手に刃を向けられても 「オレは君を護る」と
悪いのはボクのせいだから 同情(たすけ)なんていらないよ
小さな天使を振り切り 青い天使は剣(ゆうき)を振り上げた
青い天使はついに追っ手を敗り
小さな天使を守り抜いたが
傷つき消えゆく小さな命
どうする事もできなかった・・・
走って 転んで それでも立ち上がり
青い天使は小さな天使を 病院へと運んだ
病院に駆けつけた追っ手は 小さな天使の義兄(あに)だった
初めて見せた義兄(あに)の涙 「ただの八つ当たり」だったんだ
謝罪(ごめんね)じゃ足りないよね 君をこんなに傷つけておいて
だからボクは生きるよ この胸の痛みを忘れずに
|
|
|