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初恋
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作詞 Takuya |
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寒い季節に空から降りてくる白い粒
冬を告げる天使達が世界を白く染める
君との出会いはそんな時だったね
ベンチに1人たたずんでいた僕
雪が肩に積もり始めていた
時々時計に目をやっては
再びイルミネーションの街を見る
冷えてきた体を暖めようと
ベンチを立つ僕
そんな時に人混みの中から
抜け出ようとしている君がいた
人の足につまづきながらも
君は息を切らしながらこっちに向かってくる
大丈夫ですか?
と僕が声をかけた瞬間
君はビックリした顔で僕を見た
元気な大きな声で僕に返答して頭を下げた君は
僕を背に去っていった
あの頃の記憶が鮮明に思い出される
まるで天使にでも出会ったかのように
一番の思い出がそこにある
これこそが初恋の思い出なのかな
冬も終わり春がやってくる
そんな時期に僕は初詣に行った
人が盛る神社
カランカランと奥の方で音が鳴る
その瞬間に僕は似たような光景を見た
人混みの中から
抜け出ようとしている人がいるのを見かけた
それが君だった
おひさしぶりですね?
という僕の声に君は顔を上げた
そして目を大きく開き
相変わらずの大きな声で君は返答した
そして僕に微笑みかけてくれた
あの頃が一番嬉しかったように思える
君に会うたびに僕は喜びを隠せなかった
浮き上がるようなこの想い
これこそが初恋の思い出なんだね
君が僕の初恋だったんだね
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