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進退両無
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作詞 千壱 |
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僕は止まった 世界は動いた
景色は目まぐるしく変わってく
気持ちは萎えた 夢は跳んだ
僕が「僕」を 振り返って笑う
早くしてくれないかな
信号待ちに 苛々してた交差点
スットプがスタートに切り替わって
駆け出した その中心で
ぱきっと鋭い音がした
僕は 自分の背中を見ていた
僕は止まった 人並は動いた
誰も彼も何処かへ向かって行く
足が凍った 心が抜け出た
僕が「僕」に サヨナラって云う
「悪いな でもお前の精神(こころ)じゃ
この夢はもう 収まり切らないんだよ」
チョット待ッテ
呟く「僕」に云った ストップの言葉は
騒音に蹴られて 跳ね返った
進めなかった 戻れなかった
焦りだけが加速している
永遠を知った 全て遅かった
太陽は西に傾いてる
僕は止まって 世界は変わった
指先はもう崩れかけてる
記憶は薄れて あの瞬間の
「僕」の笑顔だけ眼に残ってる
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