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撫子
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作詞 ダヴ |
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秋の宵 帰り道 歪な歩幅
寂しさに 包まれる 孤独な夕暮れ
夕風が 僕の身を 弱く吹き抜け
無防備な 手のひらを ポケットに入れる
道端に咲く撫子の花 優しく撫でる
こんな風に 同じように 君に触れられたら…
少ない時間が小さな手から零れていくよ
少し焦るけど何も出来ずに震えているよ
そんな苦しみも判らないで 撫子は今も揺れている
また一つ 切なくとも 季節が終わり
大人へと 歩んでる 気づかずに今も
悪い意味で 距離が無い 僕ら二人には
近くても 遠くても ただただ見てるだけ
心に咲いた撫子の花 胸に手を当てる
いつの日にか 枯れる前に 君にあげられたら…
優しい笑顔が心の糸を結んでいくよ
すぐに緩めたいが何も出来ずに涙流すよ
そんな苦しみも知らないで 君は遠くで笑ってる
冷たい風が吹いてるのに 君は窓を開けている
目が合い手を振ってる君の その無邪気な笑顔は
輝くそばで切なくて 僕を少し傷つける
嬉しいけれど強がって 素っ気無く手を振った
机の落書きに紛れた 誰にも見せない本心
少ない時間が小さな手から零れていくよ
どうせ恋なんか一方通行 悲しい末路
こんなにも悩んでいるのに 撫子は小さく揺れてる
そんな僕なんか知らないで 君は遠くで笑ってる…
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