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僕も誰かに見られる他人
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作詞 隆治 |
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世界にはいろんな人がいる
そんな事はとっくに知っていた
いろんな人がいろんな考えを持っている
そんな事はわかりきっていた
でも僕はいつも狭い視野でばかり物事を覗き
そこから見えるものすら拒み
自分の世界をつくって無菌状態を保っていた
誰かが正しげに自分の考えを述べて
誰かがそれに見苦しく押し潰されて
同じ色に染まっていく
そこから矛盾が生まれ
それに誰かがつまずき
争いが起きる
今 世界中でそれが当然の様にして起きている
そんな事知りながらも
「ひとりひとりの気持ちを大切にしよう」
僕はそう思っていた
でもそんな考えとは裏腹に
知らぬ間に身勝手な球を誰かにぶつけて誇らしげな僕
きっと誰かに勝った気でいたのだろう
初めから誰も勝負なんかしていないのに
どんな人のどんな考えも
良いとも言えず 悪いとも言えず
ただ周囲の勝手な判断で あれは良いとか これは悪いとか 決められて
いつの間にか 人が人を裁く法律なんかが誕生していた
僕は押し潰されたくもないし 押し潰したくもない
そんな事は無理かもしれないけど
それもわかっている
せめて誰にも流されずに自分の色を守っていきたい
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