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花
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作詞 楠木 葵 |
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平坦に延びる道 絡まりあう風
握りしめてる サイコロは
決まりきった未来しか映さず
型にはめては 自意識をフル稼動させてる
人ごみでも笑う信号の様に 精密で
歪む真夏を切り裂くような蝉の声
そんなものに 憧れてる時期もあったから
不平不満を 感想文みたいに連ねて
何もなかったかのように朝を迎えたい
いつ枯れたのかも 分からない花が
空の上から種を降らす そんな奇跡を祈りたい
神様が暗闇へ プレゼントした
小さな明かりの 星だって
かすんで岩にしか見えないよ
僕は一体 何を見据えていたのかな
綱渡りほどでは無いけれど 危うげで
コインの裏表\よりも簡単な
そんなものが どこからともなくこだましてる
閑散とした 重力の足跡が
根拠の無い「時間」とやらで僕を急かす
詰め込みすぎた 理屈の荷物が
得体の知れないところで 最近また大きくなった
軋んで動かないたんすの様に 強情で
正論は美化された運命を嘆く
そんなものに 振り回されてる今なんだ
不平不満を 感想文みたいに連ねた
紙くずにも地図があると信じとけばいいのかな
いつ咲いたのかも 分からない花が
掌で微笑んでいる そんな奇跡もあるらしい
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