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アネモネ
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作詞 GOSI2 |
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町のはずれの丘に立つ女の子
彼女の名前はアネモネ
風になり大空を旅したいと
願い続けている女の子
その秘密の丘に一人の少年が現れた
その少年は町でも有名なこそどろで
貧しい家のもとで生まれた男の子
少年は言う
「この場所が好きかい?なら僕らはもう友達だね。」
少年は汚れた大きな手で
少女はきれいな小さな手で
手をつなぎました
町のはずれの丘に立つ女の子は
体が弱くてあと数年の命だとか
だから彼女には時間がなくて
早く夢を叶えたかった
その秘密の丘に来る一人の少年は
その事を知っていて
彼女の夢が叶うのが少年の夢だった
少女は言う
「死ぬ前に一度でいいから世界を見てみたい。
だから風になりたいの。」
少年の大きな肩に
少女の小さな頭が
よりかかる
町のはずれにある大きな家に住んでいる女の子
彼女の名前はアネモネ
彼女はある日風になりました
ある秘密の丘に少年が立っています
もう戻らない人を待ちながら
少年は言う
「今からあなたの夢を叶えるね」
少年の汚れた手の上には
少女のきれいな灰
少年はその灰を大空へと…
少年は言う
「風になった気分はどうですか?
世界を旅する気分はどうですか?
僕もそのうち行きますから待っていてくださいね。」
ある町のはずれの丘にきれいな花が咲きました
その花はまだ誰も見たことがありませんでした
だからある少年はその花に名前をつけました
彼が最も愛した人の名を
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