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現 代
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作詞 銀狼 |
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完璧な宇宙計画が憎い
人類が空さえも買える時代に
おれは今日もコンビニ弁当さ
意味のない嗚咽で命を確認
ありふれた台詞で絆を容認
断ち切れば断ち切るほどに絡みつく
冷たくてそれでいて心地よい鎖
悪魔の実をコンビニで探してる
自由すぎて逆に不自由だよなんて
そんな贅沢なフレーズ
腐敗する幸せがやけに愛しい
秒単位で進化していく世界で
古い喫茶店の紅茶が好き
暗号の解釈にもめる賢人
絶妙なバランスで狂うエンジン
傷痕が無くなるように傷付ける
残酷でそれでいて優しい戦争
故郷から野菜が届いたんだ
元気すぎて逆に困ってるよなんて
あまりに空虚な返答
星より目立つ人工衛星が
世界を導いていくのだとしたら
懐古に美学を感じているおれは
加速度的に堕ちていくしかない
生きる意味の獲得も諦めたよ
幸せすぎて逆に不幸だよなんて
まさに現代のフレーズ
あの古い喫茶店は店仕舞い
超高層マンションが建つらしいんだ
そして
おれは今日もコンビニ弁当さ
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