|
|
|
君だけが
|
作詞 捨猫 |
|
自分ことなんてどうでもいいという顔をして
僕に話す君を見ているのが 正直苦しい
ヒーローにはなりたくないという君は皆のヒーロー
皆さえ助かれば 笑っていれば それでいい人
風に揺れた 君の涙 密かに泣く 君の横顔
僕にだけ見せた 君の弱い姿
僕にだけ見せた 本当の君
どうしていつも 君だけが
強いなんて言われているの?
どうしていつも 君だけが
何かに耐えているの……
平気だよなんて言う君の瞳には 薄っすらと涙が見える
平気だよなんて言葉 僕には嘘だと分かる
桜も牡丹も 誰の為にも生きていない
なのに君は 皆の為 人の為に生きている
どうしていつも 君だけが
負担を背負い込み続けているの?
どうしていつも 君だけが
犠牲になって皆を助けているの?
どうしていつも 君だけが
守れない……
どうしていつも 僕が君を
守れない……
全て捨てて良いのに どうして君は いつもそう
誰かの為に犠牲になるの?
誰かの為に自分を捨てるの?
どうしていつも 君だけが
自分の気持ちに嘘をつくの?
どうしていつも 君だけが
笑顔を作らなきゃいけないの?
どうしていつも 皆だけが
楽して笑って生きているの?
どうしていつも 君だけの
僕で在れないんだろ……
|
|
|