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髑髏薔薇飾
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作詞 上田葵 |
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―\心臓に鳴響く過去と云う歪な悲劇―\
私は髑髏
でも私の魂は死んだように眠り続ける
庭には愛情を貰わず食い育った赤い薔薇
城の地下には数え切れない骸骨が転がってる
嗚呼、地獄の御屋敷
もう何千年も誰も足を踏み入れない
たった一人城の中に閉じ込められた私は
もう何歳になるのでしょうか
昔綺麗だった庭の薔薇で造った髪飾り
今でも私の傍にあります
唯一昔も今も変わらぬ物は
その美しい髪飾だけなのです
大切な人も何もかも
全部、全部無くなった
ただ私の横にあるのは
その美しい髪飾だけなのです
―\金の壁に祟られた命だけは助ける事など出来ない―\
私は髑髏
でも私の魂は死んでは居ないのです
庭には愛情に飢えた薔薇達が死にも出来ぬまま無残に糺す
城の地下の骸骨は大昔の私のコレクション
嗚呼、残酷なる御屋敷
もう何千年もこの城を見た人はいないでしょう
たった一人城の中に閉じ込められた私を置いて
みんなは何処へ行ったのでしょうか
大切な人も何もかも
全部、全部無くなった
ただ私に寄り添ってくれるのはね
私の宝物
髑髏に似合うは薔薇の髪飾
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