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物語合わせ
作詞 kiona
曇った表\情の君が 語りかける最後の言葉
「貴方が悪くないの」 じゃあ誰を責めればいい?

今もなお愛しい君を 憎めるはずもないのに
悪いのは僕なのだと 悔やむ事しかできない

三日月が照らし出す頃 君をさらいに行こう
白馬に乗れない王子が 想いを言葉に乗せて
「愛しています」と


無邪気で無垢な君が 写真の中で笑っている
恥ずかしい言葉も 平気で言い合えていた

気持ちも写したはずなのに 淋しい笑顔の君がいる
君の気持ちも写真のように 色褪せてしまったの?

眠ったままの君に 目覚めのキスをしよう
凍った身体を包み込む 優しい体温を伝えて
二人はめでたく結ばれる


今日も君を思い描くのに 記憶の中の君でさえ
微笑んでくれないのは 物語の終わりだから


三日月が照らし出す頃 君をさらいに行こう
白馬に乗れない王子が 想いを言葉に乗せて
「愛しています」と 
伝えるのは僕じゃなく きっと他の誰かなのだろう

主役の変わった物語が ハッピーエンドを迎える
僕は「幸せに」と小さく 舞台の裏で囁いた

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公開日 2006/05/02
ジャンル
カテゴリ 紊掩
コメント 6作目。テーマは「愛する気持ちと現実との違い」です。約1ヶ月ぶりの投稿なので気合い入れて書きました。
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