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TANPOPO(仮)
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作詞 鳥屋 |
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ずっと「助けて」って叫んでた。
でも誰も見向きもしなかった
いつだってそうさ。俺はきっとはぐれ者。
泥をすすって 這い上がって
雨風しのげればよかった。
頼んじゃいないさ 救いの手なんか
夜の街道走って 見つけたタンポポの花
そのやさしさに気づいたのは俺だけか?
見つけてくれ おまえらが忘れている
「大事なもの」とかを
見ていてくれ それを求めて走る
俺の姿を
また路地裏の犬と 命をかけた喧嘩をした
あいつはそうさ。俺をずっと解からない。
傷ついた体を引きずった でも誰も手当てをしなかった。
おまえもそうさ。俺をずっと解からない
タンポポは俺に語り その目ですべて見ていた
この世のやさしさも憎しみも見ていた
見つけてくれ おまえらが忘れている
「大事なもの」とかを
見ていてくれ それを求めて走る
俺の姿を
汚れた俺の尻尾。街道の街明かりにさらして
やっとここまできた。
咲いていたタンポポは路上のごみみたいに踏まれていた。
それを抱いて 俺は泣いて つぶやいた
「おまえも俺もがんばったよ。ごくろうさま」
見つけてくれ おまえらが忘れている
「大事なもの」とかを
見ていてくれ それを求めて走る
俺の姿を
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