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タ・パンタ
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作詞 アルミシン |
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夜は街灯が街を優しく照らしてくれるから
その光の中で僕は僕を確認できるんだ
もしも街灯に限らず光がこの世から消えたなら
冷たい闇夜など僕は絶対望みはしないだろう
光が無ければ闇は見えないから
闇が無ければ光は見えないから
色々な物は対等に成り立っているんだ
時は絶え間なく僕らを巻き込み無情に流れている
その波があるから光が有から無へと流れている
もしも時の流れが永久に止まってその場に留まれば
この光の流れもただの微かな篝火となるだけ
時間が全てを洗い流す朝を
時間が新たな悲しみ持ち込む夜を
何回も越して僕達は今ここにいるんだ
全ての物事は枠にはめられて認識されている
枠にはめることは全てではないけれど必要だ
もしも形を辿る枠組みがここから無くなれば
縦横無尽に華と醜が飛び散り消えるだろう
見続けていたい輝かしい未来と
忘れ去りたい深く暗い過去の
狭間を枠にはめた場所に僕はいるんだ
万物にはちゃんと理があって
それに沿って枝葉が伸びている
きっと君も手を伸ばせば
少しは近づけるはず
開いた窓から覗き込んだ星も
閉じかけた窓に吹き込んだ風も
それぞれに人では届かない何かがあるんだ
その何かを僕達は探し続けているんだ
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