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―\もうすぐ旅立つ人より。
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| 作詞 VOICE of GOD |
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未来の鐘が響き渡る
僕の魂が天に飛び立つ
限られた時間の中で
楽しい日々をありがとう。
余命「１年」それが僕と貴方との始まり
病院でこもる僕に声をかけてくれたあの日の貴方
日々刻々と過ぎていく
何時（いつ）命尽きるか 自分の灯りが消え行くか
弱体化する僕 必死に笑いかける貴方
雪の降るクリスマスイブ
貴方は大きなツリーを持ってきた
一番上の星には文字が
「いつか、一緒に外で遊ぼう！」
決死の覚悟で生き続ける 背中には優しい貴方がいる
余命も忘れリハビリに励む
一年過ぎた１２月の終末 僕は勇気を振り絞った
「外で・・・遊ぼう。」
貴方はゆっくりうなずいた３１日の事
車椅子を必死に動かし お世話になった病院を見る
もうこれない気がしてきて つい、一礼した
ハハハと笑う貴方の声が 体の芯まで響く
つい毀れる涙を 「花粉症」と下手なごまかし
一秒一秒が切なく過ぎる 人の動きが速く見える
時計の前で手を伸ばす 「時間よ、止まって・・・」
急激に呼吸ができなくなった深夜
まだ外の芝生にいる 貴方はすやすや眠っていた
音の無き叫びが脳をよぎる 覚悟はできていた
貴方が起きたとき それはもう２発目の鐘が鳴るとき
流れて頬を通る僕の涙と 貴方の涙が一緒になって消える
僕の髪の隣り、一つの画用紙があった
それを見ると書きかけの流れ星と一言載せて
「最高の日々をありがとう。」―\もうすぐ旅立つ人より。大切な貴方へ。
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