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野菜ジュース物語
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作詞 §桃色苺色§ |
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野菜ジュース6本も
いきなりお母さんが買ってきた
「6本は買いすぎでしょ」
私は真顔でそう言った
「安かったから買っちゃった」
安いからって野菜ジュース6本・・・アリエナイ・・・
「誰がこんなに飲むのよ・・・」
「あんたが自動販売機でしょっちゅうジュースとか買ってるぶん水筒に野菜ジュースでもいれて学校もってけば?」
バカにもほどがある・・・
うちの母親は、やっぱり頭逝っちゃってるかも・・・
とかときどき思わされることがある・・・
あぁ、つくづく頭がいたくなる
夏休み
「あづ〜い!!!」
いつものセリフがこれ・・・
「友達と学校のプールでも行ってこれば?」
「小学生ぢゃないんだから・・・」
やっぱ、うちの母さんはバカだ・・・
それから、暇で暇でぼーっとしてたとき
「犬の散歩にでも行ってきて」
こんな暑いときに・・・
しかも、よく走るから
私のほうが疲れちゃって
家に帰って
「ジュースない?」
「あぁ〜あるある!いいのがあるのよ〜」
しまった野菜ジュースのことをすっかり忘れてた
「あぁっ、やっぱりいいや!!」
私はあせった気持ちでいった
「ハイ!ジュース!!!」
お母さんは満面の笑顔でそういった
野菜ジュースが目の前に・・・
「ゴクッ・・・」
あっ、以外においしい・・・
いやのどがかわいてたからだよ
このおいしさをどうしても
認めたくなかった
「まっ、まぁまぁぢゃない?」
とでも言ってみた
「本当はおいしいくせに・・・」
お母さんのその言葉で
私はちょっと笑ってしまった
なにげない夏休みの
すっごく暇な日に
野菜ジュースのおいしさを
初めて知った私でした
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