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私と遺書といない馬鹿
作詞 霧闇
震えるほど、寂しかった
だから、同情が欲しかった
「死にたい」って言ってみた
好きにしろと笑っていた

「ホントに死にたいやつは
死にたいなんていわない」
そうだよ、死にたくない
でも、それは、あなただけは

「生きろ」といってくれると
思っていたから、もう

さよなら さよなら
僕はこの世界を、見捨てて逝くよ
手首から溢れる
血だけが僕のこと、暖めてくれた

羽なんかないから 地獄まで這いずるよ

同情が、欲しいから
だから、死にたいというのだと
理屈で満足ですか?
理屈を並べてあなたは

救いを求める人を 蹴り落としました

さよなら さよなら
僕はこの世界を、見捨てて逝くよ
手首から溢れる
血だけが僕のこと、暖めてくれた

羽なんかないから 地獄まで這いずるよ

手首を切り、独りで死んだ
あいつ、どれだけの悲しさを
背負って死んだのだろう
私はあの日、好きにしろと笑っていた

「死にたい」って言ってみた
父は顔色を変えて
「生きろ」、と怒鳴りつけてきた
それだけで救われたんだ

独り、小さな部屋の中で
「死にたい」って言ってみた


「生きろ」なんて、誰も言わない


もう少し早く、気づきたかった

この、震えるほどの、寂しさに。

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公開日 2005/11/04
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コメント 反感をたくさん買いそうな詩ですが、きっと自殺者を救いたいのなら、否定してちゃいけないんだと思います。
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