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金木犀
作詞 その5
ただ何も考えず歩いていた
曲がり角の少し手前
忘れられぬ匂いが
あの日のような金木犀

少しずつだったけれど
もう匂いも忘れかけて
あれがどこだったかも覚えてない
ふと立ち寄った寄り道の
そこに香った金木犀

突然のあの日の香りに
涙を止める術がなかった

ただ何も考えず歩いていた
知らない町の一角を
曲がりきった時には
死ぬまで消えぬ金木犀

どんなに時が経っても
やっぱり忘れられないよ
ハッキリ顔も覚えていないのに
この花は忘れられない
そこにたたずむ金木犀

この世の全部消してやっと
僕は忘れること許される

ただ何も考えず歩いていた
オレンジの花は散っても
淡く香る匂いが
死ぬまで拭えぬ僕の罰

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公開日 2005/10/02
ジャンル
カテゴリ 紊掩
コメント 匂いとゆう思い出と罰。
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