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おまえが死んだ日のこと
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| 作詞 梓沙 |
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おまえが死んで、もう一年になるなぁ・・・
あの寒い日 おまえは一人で死んでいった
おまえが死ぬ前の日、
おまえ、わんわん吠えてたなぁ・・・
おれ、「うるせぇよ」とか言って
おまえ蹴ったよな・・・
あん時気付いてあげられてたらよかったのに
ごめん。気にもしなかった。
おれが蹴ったあと、おまえ
尻尾下げて悲しそうな目しながら
自分の小屋に戻ってったな
そのままその日は小屋から出てこなかった
散歩行こうとしたけど
いくら引っ張っても出てこようとしなかったよな
その時おれ、「ちょっと変だ」って思ったけど
そんな大したこととは考えなかった
「もう一生散歩連れていかんけん」って言って
えさもあげるの忘れてた
その次の日の朝、おまえは死んでた
冷たくなって死んでた
おれがいくらおまえの名前を呼んでも
ピクリとも動かない
目も開けない
でも、おれはまだそのことを
よくわかっていなかった
「なぁ、散歩行くぞ」声かけたけど
やっぱり動かない
いきなり涙がこぼれてきた
わからない。わからないけど悲しい。
今目の前で起こっていることが把握できない。
でも悲しい
この時期になったら思い出す
あの寒い日のこと
おまえが死んだこと
おれの馬鹿さを
おまえと過ごした楽しかった日々を
思い出す
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