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もみじ
作詞 名村 祐樹
1.もみじ

ぼやけた公園のベンチに座る 僕1人分の鼓動
ざわつく北風の匂いにはもう慣れた
腐った落ち葉を靴で踏みしめる 周りに人はなく
孤独がいりまじる雰囲気を重ねて来た

君はもういない 僕は帰らなきゃ
すぐ近くのアパートへ

  君と過ごした 季節を読んだ
  あの日を僕は忘れない
 包み紙から はみだしている
  気持ちは君に向いている

以来直すことはなかった 自転車のチェーンと鍵
気持ちのむこうでは直そうとする
それでもどこへでも歩いて行ける 今の僕ならば
君ならそんな僕に微笑んでくれるかな

君はもういない もう僕は行かなきゃ
僕は行かなくちゃ

  君と過ごした 熱を灯した
  あの日を僕は忘れない
  苦し紛れに 飛込んでみる
  全てを味方につけたなら

 君の理想を 越えていくから


2.もういない

魚の数だけ愛がある 海の中僕は覗いてる
時が過ぎるほどよくて 生きるのは怖くて

白髪交じりで杖を突いて君の頬をなでる

 あの日釣り上げた魚 今はもういない

体の数だけ愛がある 君の中知らない顔
今が長いほど苦しい 辛いのは幻

海の深くで君の顔を見て大きく吠える

 あの日出会った男 今はもういない
 あの日釣り上げた魚 今はもういない

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公開日 2005/09/02
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カテゴリ 紊掩
コメント #73 「もみじ」はストーリー風に上手く書けたかなぁと思います。まぁ俺の言い回しでですけどね。
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