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極楽狐鳥
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作詞 小桜 楼蘭 |
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呟く風想 星は散華の言葉
琴音 律す聖哀歌 庭に秋桜開く
狐子は白ひ衣に包まれる 啼く事もせず
揺らめく命灯の蝋燭燈し あの空眺めてた
空に舞ふ幾つもの 子守唄に抱かれし児
笑顔を残して咽くこともなく唯「有難ふ」と
手に取れば消へる一時の幻はしゃぼん玉
禍々しき音色 止め処なく浮かむだ過去に手を伸ばした
両手から離れる洸 鎮魂歌のやふな調律
道上に咲く一輪の雪花垂れる血に染まる
蒼ひ月に照らされる花火は垂れ
きらきら滲む捧げる血の雨 地に消へゆ
胡蝶の群れ舞ひ上がる 焼色硝子のやうに
椿薫る二月夜揺れる炎 思ひ出焦す
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本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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