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我輩は殺人者である
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| 作詞 ●紫陽● |
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我輩は殺人者である。
生れ落ちて20年で 罪の内 最も重いとされる
「殺人」を 犯したのである。
軽い気持ちで 意図も容易く
行ったのである。
我輩は法である。
彼の者を裁かないのは 彼の者は 法的に無罪だからで
彼の者を 罰さないのである。
我輩は良心である。
傷付き後悔で いつでも これは許されないと
叫んでは 打ち消されるのである。
我輩は嘘である。
彼の者に囁いて 優しく 救われる言葉を
並べては なだめるのである。
我輩は闇である。
夜になっては現れて 彼の者を 静かに静かに
ゆっくりと 飲み込むのである。
我輩は子である。
産声もあげられず あの日に 死刑宣告をされて
愛すらも 与えられなかったのである。
パパとママから 言い訳と闇
スプーンと僕。
我輩は殺人者である。
これから ずっと。
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