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進歩
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| 作詞 羂鬼 |
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思いつく言葉思いつくだけ 書き込んでみた
尖ってたり 丸まってたり 色々だけれど
見たこともない形 新しい言葉を見つける
誘い出すような手が 僕のこと呼んでいる
この場所に 消えないぐらいの落書き
掌に広がる 沢山の網目 生命線 指でなぞってみた
そこから流れ出る血は 新鮮だけれど
覚える危機感もあった
見つけた言葉を糧にするには早かったのだろうか
叫んでる 薄く張られた水の幕 破けそうで怖かった
視覚で感じるもの全てに恐怖を覚えた
言葉が僕を大きくしてきたけれど 無理があるのか
隠すことさえなくて 人間としてどうなのかな
泣けるときに泣いておこう
悲しいときは泣いてしまおう
嬉しいなら笑おうよ 幸せならば笑おうよ
僕の思考回路が進化してゆく
全身から放たれるオーラを浴びせて
進歩は 新しいデメリットを生んだ
高度であるが故 このざまだ
あの頃のほうがよかったのかい？
答えてくれ 口 開いてくれ
聞かしてくれないか 昔の僕の姿を
掬えるだけ掬っていた日々
欲を満たすもの 視覚で感じれるもの 全て
感情を込めて 言葉にしてた あんな日々
歩かないほうがいいのか 助言してくれ
水の上は歩けるのか？ 当たり前のこと聞いてみる
気づけば人はいなかった
気づけば何も見えなくなっていた
自分のこと自分で考えるようになって
これが本当の進歩なのか 孤独こそ 近道なのか
平然と立ち尽くす この荒野の上で･･･
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