|
 |
|
本当のあたしは過去にいる
|
| 作詞 遊牧民 |
|
あたしには 明日が似合わないから
過去を着込んで ひきずって笑う
重くてボロボロになった生地も 冷えきった心も
きっとこの先 裸になるまで元には戻らない
味のしなくなるまで 息してない事を忘れるまでに
泣いて 笑って 仰いだ空から酸性雨
少しの思い出も残してくれないんだな
嫌な事しか覚えてない
忍者屋敷で出逢って あたし達入れ替ったんだっけ
「冷めた目はなんか格好いい」と
無邪気なあたしが どうにか頼み込んで
注意事項も聞かずに ここにやって来たんだ
意味を成さない今日が また剥げ落ちていく度に
こんな時間 無駄で ため息ついたら水たまり
映った虹に欠けた 一色を探しに行こう
いつの間にか決めつけてた
本当のあたしは過去にいるって
冷めた目は確かに格好いい でも辛かった
どうにも出来ないけど 少し光見えた気がする
ここでやって行くんだ
本当のあたしは過去にいる
偽物のあたしが現在<いま>生きている
兎に角あたし生きている それでいいんだ
|
|
|
