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電話越しの君と僕
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作詞 kazuho.k |
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「もう誰も信じられない」
受話器越しにそう言った君に
僕は何も言うことが出来ず
君から電話を切るまで黙り続けてた…
次の日君は学校を休んだ
僕は君の置かれてる立場を知りながら
何も出来なかった
助けることが出来なかった
「怖かっただけ」何も無い空間独り呟いた
そんな臆病で小心者の自分が鬱陶しい
何故、僕は電話でしか話せなかった?
君を守れなかった?助けなかった?
電話越しに僕は情けなくて泣いていた
逆に君は怖いくらい冷静だった
電話が切れた後に気付いてしまった
本当に泣きたかったのは君だっていうことを
君の最後の叫びを僕が受け止めるべきだったのに
其れを踏み潰してしまった……
もう君は誰も信じない:信じることが出来ない
最後の助けの叫びを僕が踏み潰してしまったから
「もう誰も信じられない」
受話器越しにそう言った君に
僕は何も言えなかった
もう僕には君を励ましても説得力はない
君を立ち直らせる力を僕自ら消してしまったから
きっと君の此の深い傷痕はもう消えない
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