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優しさに触れた瞬間
作詞 流川湖水(るかわみずうみ)
 眼に映るものすべてが
 醜くて自分に敵に思えた
 耳に入ってくるすべての声が
 悪魔の囁きに聞こえた

 毎日が嫌でたまらなかった 
 もう全部を捨ててしまいたかった

 優しさを信じられず
 殻の中にいたあの頃は
 来る日も来る日も寂しかったの

 だけど怖かった 誰かを信じて
 傷付けられて 裏切られるのが

 自分を守るため 一人になるのを選んだけど
 それは孤独に身を預けてるだけだった

 部屋の隅っこに蹲りながら
 眼を閉じて 耳を塞いでた
 見たくない現実も聞きたくない声も
 休む事なく私を攻撃してきた

 本当はわかってた 自分を守るための殻が
 自分を閉じ込めてる檻になってるんだって

 すべてを拒み続けてた 
 私の心の檻は
 日を重ねる度にどんどん堅くなった

 そこから出たかったけど 出られなかった
 私の非力じゃ扉は開けられなかった

 でもあの日あなたがくれた真の優しさが
 私を檻から救い出してくれた

 中からじゃ開かなかった 心の檻の扉を
 外から差し伸べてくれた
 あなたの手が開いてくれた

 優しさに触れた瞬間に
 涙が溢れ出してきた
 あなたはこんな私のすべてを
 温かい腕で包み込んでくれた

 ありがとう あなたのおかげで
 あの頃よりも大人になった私が
 今 この場所にいるよ

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公開日 2005/07/07
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