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賢くなりたい
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| 作詞 鬼鏡 |
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運命は二人が運命だと思わなければ
運命にはならないと知った、冬。
馬鹿なあたしは少し賢くなった。
涙って案外出ないもんだね。
そんなことを思いながら、
記憶と共に電話番号を消去した。
馬鹿だから、すぐ忘れるよ。
あたしのこと可愛いって言ったことも。
あたしの頭なでてくれたことも。
あたしをトクベツだって言ってくれたことも。
二人で笑いあったことも。
全部全部全部、すぐに忘れるよ。
でも
でもね
あたしは馬鹿だけど、馬鹿だから、忘れられないよ。
あなたの笑顔が忘れられないよ。
寒いかぜがふいている。
大丈夫。
運命だとは思わないよ。
少しは賢くなったから、すぐに忘れるよ。
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