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夏の日の少年
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| 作詞 スズナ |
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君は海が好きだった
夏のうだる様な暑さの中
あの丘から見る
銀色に輝く海が
君は好きだった
「青春」ってやつを
俺たちは駆け出して
何をしても楽しかったよな？
そんな日々 幸せだった
バカみたいに はしゃいで
子供じみた言葉 投げ合って
腹の底から笑い合ってた
ある日 突然
君は海を見に行こう
ポツリと呟いた
太陽の光 眩しい季節
肌 焼けてしまうこと気にせずに
家のドア 開け放った
日差しがジリジリと身を焦がす
俺たちの冒険は始まった
金だけズボンに押し込んで
海の丘がある駅のチケット
掴んで 改札口を飛び越えた
「青春」ってやつを
俺たちは感じて
この時が永遠に続くと思ってたよな？
あたり前のような絶対の確信は
いとも容易く裏切られた
あの日々は帰っては来ないと
あの頃の俺たちはもう居ないのだと
やっと 辿り着いた
海から流れる風感じ
君は大きく深呼吸
太陽の光 海を銀に変える
白い肌 少し焼けてしまったけれど
君は笑って 海を指差した
この海の向こうに 目指す場所がある
日差しが容赦なく降り注ぐ
俺たちの冒険はまだ続く
汗が流れること気にせずに
海の丘の下り坂
よーいどん！で駆け出した
ビリッケツには罰ゲーム
歯に沁みる様なカキ氷
飽きるくらい奢ってもらうよ
「青春」ってやつを
俺たちは感じてた
かつての仲間はここを出て行ったよ
それぞれの道 歩き出した
君はここに居続けるだろうけど
俺はそろそろ 歩みだす
君もきっとそれを望むだろうから
君は海が好きだった
夏のうだる様な暑さの中
あの丘から見る
銀色に輝く海が
君は好きだった
その丘で君は眠りにつく
海の向こうにある
「目指す場所」を見詰ながら
海から吹く風 暖かく
丘を下る背中 押してくれた
君の姿 見えたようで
あの頃のように
よーいどん！で駆け出した
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