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−ミナモト−
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作詞 凛 |
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“ヒラリヒラリと舞い遊ぶように 姿を見せたアゲハ蝶
夏の夜の真ん中月の下 喜びとしてのイエロー
憂いを帯びたブルーに 世の果てに似ている漆黒の羽”
初めて君を見たとき まるで 蝶のようだと思った
近くにいるのに どうしてもつかめる気がしない君
明るくって元気なのに どこか儚げな君
夏の夜 満月の夜
漆黒の瞳に惹かれ そんな君に恋をした
君と出逢って幾年月 苦悩だと思い込む この想い
あまりにその横顔が麗しすぎて 黒髪が眩しすぎて
“貴方に逢えたそれだけでよかった 世界に光が満ちた
夢で逢えるだけでよかったのに”
話してもよいのかと 誰とはなしに
自分とはなしに そう訊ねる
とにかく 誰かに 何かに 確かな許可を採らねば
話すどころか 見ることさえも
おこがましいのではないかと そう心底思えるほど
それは嘘のように(シンジツ)美しかった
綺麗だった それがそれであるのか
何が何であるのか 理解しがたいほどに
麗しかった 比べるものもないから 判り得ないほどに
“世界に光が満ちた”
あんまりにも愛らしく あんまりにも美しく
まるで聖母のように微笑むから
まるで女神のように囁くから
ヒトデハ ナイノカト オモッテ シマッタ
神ガ 私ノ タメニ 仏ガ 私ノ タメニ
何が神かなんて 仏がどんなかなんて
知りもしなかったけど 知りたくもなかったけど
遣ワシテクレタノカト 私ノモノカト オモッタ
オモッテ ・・・シマッタ
だから
“愛されたいと願ってしまった”
好きだと 告げてみた
“世界が表情を変えた”
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