|
|
|
夕焼けが眠る場所
|
作詞 RiK |
|
鳴り響く5時の鐘 遊び疲れた子供の声
少し丸くなった背中に 夕陽が重なった
まな板を叩く音 漂う味噌汁の匂い
いつもおしゃべりなあなたは 今日は無口だった
今どんな顔してる? 会話を選ぶ2人
それがやけにもどかしくて 切なくて
この日の夕焼けの色 ずっと覚えているんだろう
この色を見るたび あなたを思い出すんだろう
大きなカバンにつめた たくさんの夢や思い出
本当はあなたも一緒に連れて行きたいけれど
夕焼けが眠る場所 いつまでも私の家はここだから
必ずあなたを迎えに来るから あと少しだけ待っていてほしい
優しさが眠る場所 「夢を叶えるまで帰ってくるな」と
あなたの強い言葉の意味を 胸に留めておこう
今日は久々に2人 並んで寝てみよう
思い出話が弾んで 夜が深まっていく
明日眠る場所はもうここではないんだと
まだ冷たい布団を虚しく握り締めた
東京までの飛行機 500km程の距離も
地球全体で見れば そう遠くない
夕焼けが眠る場所 たった1人あなたを残して
夢を叶えてすぐにあなたを 楽にさせてあげたい
独りで眠る場所 それでも同じ月の光浴びている
唯一の温もりは機械ごしに聞くあなたの声だった
鳴り響く5時の鐘 遊び疲れた子供の声
「ただいま」という言葉は誰も受け止めない
夕陽が傾きかけて 作りだした色は
あの日見た色に とてもよく似ていた
|
|
|