|
|
|
教科書の中の一ページ
|
作詞 天丼 |
|
いつも見ていたあの先生の、くだらない授業を。
なぜか気に入っていた、あのこの黒髪を。
毎日が充実してた、ってわけでもないけど確かに、
幸せを感じていた。今も心の中、薔薇色
今じゃなけりゃ見ることすらできない、教科書のあのページの相相傘の落書きを。
今ですら笑えないあの落書き、今では反省してます。ほんと米粒ぐらいは。
さすがにいやな思いもあるけど、さすがにそこまで気にしてられない。
贅沢言うなよ。アニメじゃないから、それぞれが主人公。それぞれがヒロイン。
いつだって俺たちは、大人の背中を見てきた。
今だって俺たちは、上司の背中を見ている。
神様、仏様。今ここにいることが幸せです。
こここそ極楽浄土です。さすがにそれは言い過ぎです。
今じゃないと、意味のわからない、教科書も、今なら全部10秒足らずでできてしまいます。
とりあえずは、教科書の中の一ページ、あれさえ見つからなければ、いいと思ってます。
今でも学校のタイムカプセル、みんな忘れた思いの中に、今でも眠り待っている。
恋文まがいの落書きが、余白に書いた落書きが、
「あなたのすべてが大好きです。嫌いなとこなどありません。しいていうならそうですね。あなたのそばにいるだけで心臓バクバク、手にあせびっしょり、寿命が縮みます。」
今ですら、話すことのできない教科書の中の思い出も、永遠にそのままで眠ってください。
終わり行く恋のはて、でも最後ぐらいは見てもらいたいものです。あなただけに。
そういえば、あなたは、このないだかわいい子供と、幸せそうにあそんでたね。
いつかまた遊びに行きます。
|
|
|