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虹色アンダンテ
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作詞 うさ子 |
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大嫌いな自分と別れたくて
左角曲がって出かけた
「それじゃダメね。」って言って空を飛んだ
みどりの猫を探しながら
無人駅でオレンジの風船が
爪先立ちの僕を遊んで
「君にあげる。」って言って落として行った
切符を握りしめた
青い機関車に揺られ眠る
僕は虹色の夢を視る
きっと巡り逢う世界にいる
僕は虹色の声を持つ
パチリと目を覚ましてたどり着いた場所から
新しく歌うんだアンダンテ
イライラして蹴飛ばしたブランコ
藍色の雨降る公園
「まだなんだね。」って言って小さく笑った
想いはただ遠くて
赤いアンブレラ回しながら
僕は虹色の風を待つ
きっと越えて行く世界の先
僕は虹色の声を持つ
クルリと振り返ってさよならと手を振った
軽やかに歌うんだアンダンテ
空を飛んだみどりの猫は いつかの僕自身なんでしょう
むらさきの瞳に映る 黄色の奇跡を呼び込んで
青い機関車に揺られ眠る
僕は虹色の夢を視る
赤いアンブレラ回しながら
僕は虹色の風を待つ
あの日歩き出した僕が僕と出会えたとき
待ちわびて歌うんだアンダンテ
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