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亡命の砂時計
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作詞 月野アカリ |
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めぐりめぐるあなたを探していた
夢のように儚い想い
砂のように薄い想い
大きな時の中に わたしは放り込まれた
あなたという存在を探しながら
大きな砂漠の中に わたしは放り込まれた
あなたという砂を集めながら
名も知らぬ場所でわたしは目覚めた
となりにはもう あなたはいない
名も知らぬ花が枯れていた
鮮やかな色でなく 枯れ木のように
大きな棺の中に あなたはいた
蒼白でもう二度と開かない眸
大きな砂時計の中に あなたはいた
自分ではどうもできない 砂に飲み込まれながら
身をすくめ 泣いていた
あの砂時計は今どうなっているだろう
いまだに砂が流れ続けているのだろうか
あの砂時計は今どこにあるのだろう
いまだにあなたの傍にあるのだろうか
足をとめ 空を見つめた
めぐりめぐるあなたを探していた
砂漠のように広いところを
空のように果てしないところを
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