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臆病者
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作詞 硝渡 |
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「あなたに会えて良かった」
そんな風に言われる人間になりたい
誰かを救うことなんて
そんな大それたことは望まない
ただ自分を認めてくれる
頼ってくれる
そんな誰かが欲しい
「自分は頼る側の人間だ」
そう思うようになったのはいつからだろう
いつからそんなに弱くなってしまったんだろう
…自分がやらなくても「きっと」誰かがやってくれる…
その「きっと」に いくつ願いを籠めただろう
夢を見て諦めてきた
そんな僕だから夢が見たいのかもしれない
涙を流せないほど辛いことがあった
だから一歩踏み出すのが怖いのかもしれない
当たり前が変わってしまうのが怖いから
当たり前が無くなってしまうのが怖いから
日常を壊せないのかもしれない
ちっぽけな自分を見せたくないから
本当の自分を笑われたくないから
殻に閉じこもっているのかもしれない
“失うのが怖いから 本当に大切なものなんて作れない”
言い訳に過ぎないのに 自分を正当化してしまう
「臆病者」だと開き直ることなら誰にでも出来る
だからこそ僕は「誰か」が欲しいのかもしれない
もし「大切な誰か」を見つけられたら
少しは人を信じられると思うから
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