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灰色便箋
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作詞 永嶋逸希 |
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一夜漬けで書いた手紙を
放課後の教室で読み返す
再び封筒の中へ
席を立ち歩き始めた
埃っぽい箱の中
汗ばむ 震える手に
閉じ込められた
つまり僕は下駄箱の中
灰色の便箋 文字詰めて
あの子の上履きの上で
目を閉じて 朝日を待つ
例え読まずに捨てられても
それはそれでまあ良いかと
直接伝えぬ弱虫
もどかしさ感じ始めた
僕が喋れたなら
彼女に 今すぐにでも
叫んでるのに
つまり僕はゴミ箱の中
灰色の便箋 涙詰めて
あの子に放られた箱で
目を開けて 呼び戻したい
つまり僕はポケットの中
灰色の便箋 愛詰めて
あの子の悦ぶ顔を
目を見張り 眺めていたい
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