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携帯
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作詞 松井素人 |
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チャイムの音が鳴って さよならしたら駈け出して
校門で君を待つんだ 今日が最初で最後の・・・
空はよく晴れていて プリクラなんかも撮っちゃって
ゲーセン出たら夕焼けが 僕らを照らしていた
君の頬が赤く染まる 携帯出して写真を撮る
気づいて照れてもっと赤く 膨らましたほっぺが可愛い
「どこにも行かないでよ」 携帯だけ頷いてポケットへ
席替えでくじを引いて 引き当てたよ君の隣
まだ話したことがなくて 胸の音だけうるさかった
窓の向こう眺めて 肘がふと消しゴムを落として
君の優しい歌声が 僕の名の詩を呼んだ
今はもう空いている席 思い出だけがいっぱいなんだ
窓の向こうを眺めてみる 落とした消しゴムに気付かずに
「いつか帰ってきてよ」 ため息で窓が曇ってしまった
空はよく晴れていて 夕焼けが綺麗に現れそうで
僕の名を呼ぶ女の子 振り返ったらそこに
まっすぐ伸びた僕の影 鼻の下伸ばした男だけ
紛らわしい偶然にもう ほっぺたを膨らませてみたよ
「いまどうしてるんだろ」 声変わりの終わった低い声で
「元気にしてるのかな」 携帯が上を向いて僕を見た
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