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牛乳ビンのフタ
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| 作詞 松井素人 |
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爪を昨日切っちゃったから 上手くフタが開かない
こんなことになるのなら 足の爪の方を切ればよかった
隣の席を見れば 四つ四角形机並べ
フタをクイッとクイッと 平然顔で取ってのける
笑い話に 飲み物をセットでつけたかのように
おいしいも言わないで笑っては飲む
時計見れば五分過ぎていた 悔しさこみ上げてきた
こんなことになるのなら せめて牛乳当番に・・・あぁ
後ろが騒がしいな ふと振り返ってみたものは
一気ぐいっとぐいっと 大歓声が響き渡った
先生もっと 厳しく廊下で叱るべきでしょう
何故に半笑いで見守っている
（危ないでしょう、バカ！ それより味わいなさい、バカ！）
もはや牛乳嫌いだと そんな風に箱へ返そうか・・・
そんなこと考えると 「どうしたの」の声、女の子！
恥ずかしさがこみ上げてきてさ 僕は黙って机見ていた
でも言っていられないと 見上げるとそこに男の子
「俺が飲むよ」と クイッと開けてはさっと一気飲みし
悪気の一切ない優しい笑顔
その男の子 近くにいた女の子に「カッコいい」
その声はかおりちゃん、さっきの声
箱へと走る 余った牛乳を力任せ
開け、一気飲みすれば生ぬるい味
生ぬるい味・・・
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