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みんなで歌えば
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| 作詞 松井素人 |
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緑の葉が色変え 紅葉が揺れる季節
馴染んできたクラスに また新たな行事
初めての合唱 それはなぜか僕には
耐えがたく恥ずかしい 着せられた服のよう
みんな下を向いて 伴奏だけが響く
でもそんなときから 気持ちは同じだから
そして今 舞台に立ち 眩しい光を浴びる
手が震え 足も震え だけどここから逃げない
横に立った君も 後ろに立つ君も
震えながら向かう 友達がいるから
「このままじゃいけない」 声荒げ叫ぶ君
薄々気付いていた 僕の胸を突いた
声が揃わなくて 居残りでの練習
オンチだった君も 負けじと声を出した
そして今 歌を歌う いくつもの声重なる
高い声 低い声 でもそのみんなはいない
キラキラ輝いた 歌声の中には
繋がる心持つ 若者一人だけ
だから今 舞台に立ち 高らかに歌い上げる
手が震え 足も震え だけどここから逃げない
だってそう このみんなで 最後の歌になるなら
すべて出せ 思うままに 歌が終われないように
空を飛びたかった だけど羽根も夢も
僕にはないからと あきらめかけていた
でも今飛べている 鏡写しみたく
震えながら向かう 友達がいるから
友達がいるから
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