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メロドラマの猫
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作詞 アカシア |
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『永遠』って言葉はさぁ 僕らにはちょっと重いよね
「そりゃそうでしょう」と笑う 君の目を見て言いたいな
「『ずっと』くらいなら
僕らにもちょうどいい気がしない?」
って
どうして あの時言えなかったのかな
言えていたら 何か変わっていたと思う?
思わない自分に呆れながら 変えたチャンネルの先では
メロドラマ
薄っぺらいとバカにされ 「所詮その程度」と言われる
僕らもその程度だったのかい?
即答で違うと言えない 自分に嫌気がさして
目を向けた先では ブラウン管ごしの『猫』
珍しいと思って 少し見入る
どうして気まぐれな君が こんなところにいるんだい?
どうやら その猫は主人公の猫役らしい
それで 君はそこにいるのかい?
そんな薄っぺらいもののために?
メロドラマの猫は 冷ややかな目で
ニヤリと笑った
「案外 そうでもないかもよ?」
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