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サイレント
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作詞 ice |
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染みこんだ匂いは
いつの間にかほどけて宇宙の隅に流された
もう見送ることは
ない 出来ない 閉じ込めようとした僕には
思いが空を飛んでゆくのを
夕陽を見届けるようにする
安らかな自分に気付いた
雲の切れ間のなか
柔らかなそれにいつしか手が届く気がして
もうすぐどこかの
恋人達を 僕を 君を包む闇を待ちぼうけた
頼りなく灯った電灯の光
折れそうな身体を照らして
影の中 いない君を見た
渡しそびれた 温度とかきれいな感情を
くずかごに慣れた手で置いてきた
またここに戻るまで どうか生きていて
悲しみが渦巻いて消えるのを
優しく見つめていたいから
何も感じないふりをした
思いが空を飛んでゆくのを
朝日を出迎えるようにする
安らかな自分になれるまでまだかかりそう…
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