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gloria
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作詞 蘇季 |
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温かくも冷めた風が
僕の身体を蝕む 意味もなく
誰の気配もなく
眠りへと静かに誘う
胸を刺す痛みにも慣れたようで、
傷つくことも傷つけることもやめた。
確かな真実{モノ}の先に
救われない 物語へと
手招きしていても
ああああああ・・・・・!!!!!
白い闇へのまれた意識は薄れて
手の中には小さな光が
灯されて 穢されて 消滅された
誰の目にもとまらない速さで翔けてく鳥も
また 新しい陽が昇るのを 恐れて遠ざかった。
幾度目の春 この掌 まだ冷たく
通り過ぎた 記憶だけを残して
喧嘩別れした人も いまは幸せか。
ただ願う 誰かの 声がかき消されぬ様に
耳元で囁く 声が くすぐったくて
何も言えずに 立ちすくんだ先に
見え隠れする 日常に
笑っていてくれたら それでいいんだ。って
悲痛な声が鳴り響く夜・切り裂いたんだ
全てが
埋もれてゆく 気配がした
幻にただ 手を伸ばして
ねぇ 笑っていてよ
その光で目がくらむけれど
何度目の夜が来て朝が来て昼が来て
また 歳月は、巡る
僕を残して 遠退いてく陽炎に
嗚呼 泣いてしまったらしい。
翼はなくとも この天空(そら)を羽撃いてゆけるさ
迎え討て 我が心に 誰も 触れないように…。
愛されたい…愛したいなんて
愚かに願ったものたちは
今日もまた どうして 争いを繰り広げるの…?
遠くて遠くで 聞こえた
8月の銃声 どこまでも 空にとけて
掻き消されてしまうから
儚くて 手を伸ばすことを躊躇った
夢の続きへ 光は伸びてく
この世界の平穏を望んで・・。
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