|
|
|
籟招月
|
作詞 蘇季 |
|
午前0時 ふと目が覚める
音はもう聞こえず また目を閉じた。
誰かが 名前を呼んだ気がした。
ふと窓の外見上げると 朱紅く染まる 月一つ
空高く舞う 使者(もの)一人
君に呼ばれた気がした。
意味も無く ふらり 外に出かけて
誰にも気づかれないように また眠る
そんな日も続けば 疲れるさ。
僕の手を引く 君は誰なんだろう??
不思議な夜だ。
君を 知らない。 それでも怖くはなく。
けど、目が覚めるたびに泣いたんだ。
一人取り残された気がして
また取り残されたらしくて
また空へ帰る日は来るのかと
惹かれながらも 今日もまた
星座をめぐる 不思議な旅へ
飛び去った鳥の翼
一つ残して 消えてった。
零れ落ちた言葉も意味を持たずに
僕から去ってしまった。
・・・もう帰ろう・・・
家への旅路をたどりながら
また新たなる 大地を目指して。
|
|
|