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神楽絵桜焔浄歌
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作詞 蘇季 |
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突如視界を遮った。
黒翼(つばさ)があまりに眩しすぎて
・・・目が眩む。
白くあるばかりに黒である世界に惹かれ
街を飛び出した。すると
雨の中の追憶 人々の声が聞こえた。
痛みを知るほど 黒には・なれないことを思い知る。
見ないフリを出来ずにいるぐらいなら
いっそのこと
その存在さえも消してしまおう。
どんなに嫌っても 何にも知らない頃の僕には戻れないなら。
蓮の上の蛙が跳び込んだ世界は
途轍もなく惹かれるほどの白い世界だった
だけど、今の僕は白には戻れない。
どことなく広がる 灰色の闇
ウザったいほどの人波の声に
思わず 眩暈。
・・・ふらついた。
人の吐く嘘が 全てを疑わしくさせた。
僕は 喩え 真実の声を聞こうとも
理解するのに 時間がかかるだろう。
そんな日々に またため息が でた。
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