ご自身で作詞された歌詞を「うたまっぷ」で発表するコーナーです。皆さんのご投稿をお待ちしております!
無料歌詞検索・うたまっぷトップへ
 人気投票
 コメントを書く

無料歌詞検索・うたまっぷトップへ

サイレントゲーム
作詞 蘇季
「今日はこれぐらいで。」
そう言ってノートを閉じた。
「ぼくならばへいきです」
なんて
嘘もつけないほどに弱っていた。
嗚呼もう馬鹿みたいだ
昔はもっと上手く隠せたのに
うまくいかないんだ

誰かぼくに 足枷(制限) を。



『今日はメーデーです。』
カレンダーが呟く声で気付いた。
「そうだった」なんてことは
気付けずに大概通り過ぎる
日々が足早に思えるのは
余裕があるのか無いのかなんて議論
宙ぶらりんのまま
それをぼくは眺めていた


今日はまたずいぶん派手にやらかしちゃったな
『返答』待ち、いつになっても来ない 嗚呼
いつの間にか終わってル 現状
足を止めて休まなきゃ


線路に飛び越す影が歪んで消えた


サイレントゲームをしようよ
『いち』を数える間(ま)にきえるから
どす黒く染まる両手に気付かないでいてね。
再演する頃には
とろとろに溶けきった姿を
跡形もなくなるまで
水に溶かして すててくれよ。



「今日はいかほどで」
相手の顔をのぞき込んだ
そんなことしたって
くたびれてつかれるだけなのに
途方途轍もないこと
繰り返して、繰り返して
現在地は振り出しに戻った
あの日とは違うけど


『分かっているよ』そんなこといわれなくても
それでもぼくは
あの日から動けずにいるんだ。
たった一言。君にいえばよかったんだ。
今でも間に合うかな


「ここから連れ出して」


サイレントゲームをしようよ
ルールは一方通行の
君のためのゲーム
ぼくのためじゃないんだ
毀(こわ)してしまった関係を築くまで
心の奥を探るフリをするんだ

嗚呼




溜息交じり 鴉の声と共に
高らかに歌えば テリトリーぐらい守れるかな
ずかずかと踏みにじらないで
だけど『近くにはいてね』
壁の向こうで涙に歪んだ笑顔を浮かべる
ぼくはみられたくないんだ





幸い凍り付いた目は
君を映すことはないと
知っていたから
大丈夫って笑っていたんだ。
いつか冷え切ったこの身を
『溶かしてくれたなら』
なんて甘い空想は
持っちゃいけないんだろう?

サイレントゲームをしようか
どちらが多くの悩みや 苦痛を誰にも気付かれずに
過ごせるかを競うだけのゲームさ。
簡単に思えたならば
君は幸せなんだろう。
ぼくはとても背負えないから
反則負けを考えてた

線路越しの揺れる影
ぼくを手招きするから
ついついつられそうになってしまうけれど
踏み止まらなければ
生き抜くのは容易くなくて



当たり前と気付くのは何年先のことだろう

そうして「大丈夫」と笑ったぼくを嗤え

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
掲示板、
ブログ等に
リンク
URL▼

リンクタグ▼
歌詞タイトル サイレントゲーム
公開日 2019/05/17
ジャンル ポップス
カテゴリ 別れ
コメント わー・・・なんだこれぇぇぇぇぇ
蘇季さんの情報













うたまっぷTOP作詞スクール歌詞検索自作歌詞愛ことば便アーティストクリップうたまっぷインディーズ俳句・川柳
お問い合わせ歌詞リクエスト登録リンクURL登録音楽関係リンクサイトについてプライバシーポリシー
うたまっぷ