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過去と現実(ゆめとゆめ)
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作詞 蘇季 |
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正しさを求めればキリがなくて
-歪(いびつ)な真面(まとも)さ-ばかりが蔓延って
息が詰まるこんな夜は
一人外へ飛び出す。
綺麗な-歪(ゆが)み-が
いつしかただの丸にだってこと
歩き疲れたころにやっと気づく
虚しさばかりが
心という-空間(へや)-を広げて
貪りつくすころにはきっと
僕はこの場所に立ち止まってはいなくて。
遠い-過去(ゆめ)-の中にいた君は
首へと手を伸ばし続けて
歪んだ笑みを浮かべる僕を見て嗤うから
ちょっとした-歪(ひず)みで-
その表情の裏側を覗いてみたくなる
「さあ、その-瞳(め)-の奥の真相を-味わ(くら)-わせて。」
ノイズが纏わりついてウザったいのを
たった一人の所為に仕立てても
浮かばれないのは一体誰?
本当は理解してるはず。
-残念な物語(バッドエンド)-は
誰が為にもならなくてさ
-窺狙ふ(うかねらう)-輩もいるもんだから
油断も隙も無い
もうわかってるだろう?
君の立ち位置は。
駒を進めては翻す
吊り橋も崩して
覚束ない夜は-お気に入り(ぬいぐるみ)-を抱いて
走れるところまで走って。
君はその場面の一つにしか過ぎないから
今日もまた-歪(いびつ)-な真面さだけが蔓延っていく
そんなことすら気付かずに
操り人形のような日々は連なっていく
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