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I see tell
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作詞 蘇季 |
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水面が揺れる私の影が遠離(とおざか)る度
君の声が乱反射する庭は
眩しくて目を塞ぐ
いつかこの両目が見えなくなったその時は
置いて行ってもいいんだよ。
そよ風が囁いては頬抓るから。
「笑って。」
いつかは消えてしまう
人は一人で死んでいくなんて
もう遠い昔には知ってるのだけれど
心まで一人にしないでよ
雨音に霞んでいくわ
水たまりを駆け抜けて
遠い町に消えよう
夜の道がこわいと泣いてるのなら
足もとの音を聞いて
横目に見るこの世界は
歪んで見えることもある
だけど
たった一言で
変わる世界もあるのよ。
にやりと笑う猫のお話
塀の上で並んでる玉子の子供
巡り巡って迷子のよう
いいえ
これもまた一つの冒険譚
赤と黒だけの世界には
絵の具で色を塗り替えましょう
いつかちがう視界になるから
いつまでも子供だと思わないで
私の声が君に届く頃に
涙とともに夜に溶けていくわ
星の彼方
闇夜の色彩の一つになっていくよ
形もない関係ならば
何も望まずにいられたのに
爪弾きになれていた心の時間は
鐘の音とともに動き出す
もう振り向かないから
遠くまで走って
見えなくなるまで。
光には溶け込めないわ
黒の向こうまで行けたとき
君は今更と気づくのでしょうね。
どんなに願っても
手を伸ばしても
声を嗄らしても
やっと届いた頃にはもう。
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