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crown in the rain.
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作詞 蘇季 |
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心の中に 空いた 穴を
埋めようとした。 埋めようとした。
ある日、雨に飲まれた声がした。
―気のせいか?気のせいだ。―
ふと 目線 を 上げると
黒に 染まった その羽を見た
どうやら はぐれてしまったらしい
どうやら 逃げ遅れてしまったらしい。
「君には仲間がいるだろう?」
声にした。 でも届かない。
ただ ふり返り 見つめるだけで。
「はぐれてしまった」と答えるだけで。
せめて 雨に 独り 打たれぬように
せめて 誰かに 気付いてもらえるように
大声で ないてみた
だけど、届かない。
雨の音に さえぎられて。
君がなくなら 僕はうたおう
君がなくなら 僕はわらおう
君がわらえるなら 僕もわらおう
せめて 君がなけるのなら
僕の分までないてくれ。
これ以上は もう
求めたりしないから。
それでも 僕は
君を好きになったことを
誇りに思う。
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