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空と約束feat.ツェッペリ
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作詞 蘇季 |
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やわらかな日差しに揺れる 影法師
吹き抜ける風 飛ぶ帽子
雑踏の中 聞こえた ひとの声
直ぐさまに手を延ばす
祭囃子の方へ
からりと音を立て
駆け出す後ろ姿
きっと君だと決めつけ駆ける
聞こえてきた歌は
耳鳴りとともに消え去ったよ
膨らむ入道雲をにらみ
雨が頬をつたったよ
いつかこの空を裂いて
虹がみえたなら
水たまりを渡って
君に会えたなら
その手に触れられたら
なんてどんどん欲張りになってく
びしょ濡れで1人
暗がりに吸い込まれてく
行き場をなくした野良猫みたいだ
冷え切ってるのは身体とサイダー
傘も持たずに 向かう先は
今にも消えそうな言の葉ばかりの世界
不確かなモノに心揺さぶられ
強いモノが耳を刺す
目の前の苦しみから
解き放つのは
あの澄み切った空にした約束
繋がってるよ
会えるよ
また一歩踏み出せる
暑い日差し遮り生まれる木洩れ日
華やいだ街にさよならした日
雑草かき分け進む帰途の途で
遠いこの地まで
子供たちの声が響く
もういい、どうせ
出かかる声が喉にこびり付く
誰も解りはしないって
ふさいでみたりして
転がるボール見つめ雲が立ち込める
ああ、また今日も雨が降るらしい
雨降れば、虹遠からじ
初めてそう思ったら
傘なんて要らなくなった
指の先からこぼれはじめた
イメージの向こう側へ
現実のその先へ
約束を果たそう
もう迷わずに 手を延ばしたら
あの日のままの君が居て
あの日のままの僕が泣いて
あの向日葵のように空を向いて
あの歌を歌いながら
子ども達にボールを蹴り返し、帽子を拾い
君の手を握る
虹の見える丘の向こうまで
ともに歩いていこう
僕ら一緒に歩いていこう
万華鏡のように
輝いた時の中で
約束を胸に、手を上に
空に、翔けていこう
澄み切った青空の淵の色を
誰もまだ知らない
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