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曖昧メロディー
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作詞 蘇季 |
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「蒙昧」だって、
「曖昧」だって、
イメージの中
足掻いて・もがいて。
海の底に沈んでいくような
毎日が空とともに訪れる
今見える世界がたとえ
光が過ぎ去った跡でしかないと知っても
美しいね
笑える。
ほら
月明かりの下で叫ぶように歌うよ
たとえ君がいなくなったその後も
僕が斃れてしまったとしても
君を愛せたことを誇りにして・・・。
「愛情」だって
「感情」だって
否定してしまえば
なかったことになるのかな?
万華鏡のぞいて
君の心も覗けたら
僕の心も見透かされていそうで
怖くなった。
長い夜が終わりを告げる頃
本当に言いたかったことは言えたのかな
笑えるね
きっと目が眩む
空
懐かしい街へ 足を進めて
見逃した言葉も見過ごした涙も
君の全てだって受け入れられるから
今なら言えるようになったんだ
過ぎていく季節を
読み返すように繰り返して
蘇らない言葉も情景も
飾らない姿で・・・・・。
ラストシーンは
切り抜かれた
映画のような平面上の箱庭
曖昧さを残して
誤魔化したりした分だけ
重さを増した
絡繰時計はまだ今宵も眠らない
万華鏡の向こうで
君が微笑んで
遠くで待っている夢を見た
触れることない君が揺れて消えた。
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